≪流山市と松戸市 東電補償実施の差異≫

先般、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の影響で発生した
汚染焼却灰処理費用が実際に東電から自治体へ支払われた県内初のケースとして、
流山市へ一時保管費用の一部約1328万円が東電より支払われた」
という報道がありましたことは、皆さまご存知の通り。

手続上、一斉に支払いが実行されることはないとしても、
記事には(流山市への支払いについて)
「要望の状況を総合的に鑑み、(他の自治体に)先行して支払った」
との、東電千葉補償相談センターによる見解に関する記述がございました。

また、これまで放射性物質汚染対処特別措置法の重点調査地域に指定された
流山市含む近隣市と足並みを揃えて、
国、県に対する要望を行なってきた経緯もあります。

この度の東電による補償金支払い先行実施について、
市として今後の取り組みへ活かして頂くため、

松戸市と比較して、請求姿勢、或いは技術的な背景などにどのような差異があったと認識しているか?

市の担当課に対して分析結果を求める調査を実施。
後日、下記の通り回答を頂きましたので、皆さまへご報告致します。


流山市は、昨年8月から12月までに放射線測定や保育園補助など放射線対策費として計3回、今年3月と5月に焼却灰事業として計2回請求し、このうち3月の請求分が4月に東電から支払われました。
松戸市は、平成24年4月に東電で唯一制度化されている下水道事業に関する経費の平成23年度分約400万円について請求済みであり、残りの放射能関係経費については、掛かった金額より4月に国から入ってきた特措法関係補助金(約2億1千万円)及び特別交付税を差し引き、6月に確定差額を請求予定です。
東電請求に関しての考え方は、それぞれの市により差異がありますが、松戸市は、請求後国補助金等との重複で修正等が発生しないよう、確定差額を請求する考えです。

回答:平成24年6月7日 松戸市放射能対策課


以上、ご報告申し上げますと共に、
今後、正当な請求金額の補償が我が松戸市にも実施されますよう、
大橋ひろしは、確認と提案を続けて参ります。

ご意見、ご相談等ございましたら、遠慮なく、

大橋ひろし『まつど市政なんでも相談室』
松戸市金ヶ作18-32(八柱駅徒歩3分)
E-mail hiroshidesu@space.ocn.ne.jp
電話 047-703-7979(受付/平日10:00〜16:00)

まで、お寄せください。


さて、本日は6月定例会招集日です。

この6月議会は、新年度(平成24年度)最初の定例会となります。
私の本定例会での一般質問はすでに通告済。
これから議会へ行って参ります。

では、新年度も「ど根性」で頑張ります!