≪唯一のガチンコ議員≫

 検索上位の謎?

ソーシャルメディアは便利で可能性に溢れたものですが、
地方議員として効率だけを追い求めるのではなく、
松戸市政なんでも相談室』の開設や『大橋カフェ』『ひろし亭』の開催など、
フェイストゥーフェイスによる対話とのバランスを大切にしています。

相談者への対応、長大な条例・規則・要綱、監査資料の読み込み、先進事例の研究など、
自治体の調査と勉強に追われて更新に掛ける時間もあまりなし。

そんな私のサイトでも、なぜか議会の会期中は、
松戸市議会議員の検索で最上位になることがあります。

私の職場(建築屋のおやじです。私はそれで飯を食っています)や知人には、
一級建築士だけでなく、ICTのスペシャリストがおり、
業務ではなく趣味でIPアドレスの分析をしてくれます。

松戸市役所執行部の皆さん!
お仕事中に新人泡沫議員の駄文(ブログ)などチェックしている場合じゃないですよ。

せめて会期中そんなお時間あれば、こちらの質問趣旨へきちんと正面から答えるか、
それをやって頂けないのなら、市民のために業務へ励んでください。


松戸市役所人事課は「約30課で職員が0.5人工足りない」とおっしゃいますが、
それは決定的なまで柔軟性に欠ける『定数条例』のお話しです。

経営視点で見れば、人的資本を投入すべき成長科目など「ほとんどない」のですよ。

本気で『行政のスリム化』へ取り組み、
並行して『住民サービスの向上』ができなければ、
ギリシャのようになって、いずれ淘汰されてしまいますよ。

過去10年間、日本の中小・小規模企業は約65万社減り、雇用も約300万人減少しています。
※1999〜2009年経産省「“ちいさな企業”未来会議」参照

周囲でも、長年、地域で頑張ってきたのに会社整理を決断される経営者が続いています。
市内で親御さんから相続された土地に住宅を建て替える相談にいらっしゃるお客様が、
正規雇用で満額ローンを組めず、建築を断念するケースも増えています。

人口減少と共に、ますます松戸市の担税力は心もとなくなりますね。

主権者である住民の皆さんも、かくいう私も、そういう現実の中で生きています。

それでも1,000兆円もの債務ある国の省庁(総務省)が助けてくれるとお思いですか?

私のところへは、市内の中学生からもメールが来ます。
ツケを負わされる若者たちがいつまでも『シルバー民主主義』を許容するとお思いですか?

いつかゲームのようにリセットされる日を実感することになりますよ。

真剣に皆さんのことを心配している私を必要以上に警戒したり、
もし仮に、意趣返しでもしようものならば、
即ち「自分で自分の首を絞めている」ことになると気付きませんか?


よろしいですか、

地方議会は、自治体の政策・予算・条例・主な契約などの決定者です。
同時に首長はじめ執行機関の監視者であることも役割のひとつなのです。
これは法令上の建前ではなく、議会のスケジュールで行なわれている内容そのものです。

私は自らに投票してくださった住民の皆さまの負託に応え、
たとえ稚拙であろうとも、議員である限りその役割を果たさなければなりません。

慣れ合い・しがらみ…「これまでの慣習がどうであったか」は、
その方々には通用しないことをご理解ください。

いかに公務員による官僚的組織が強固であっても、
変化を求める住民意志と地域的な支援があれば、それに対抗できる自治体組織はありません。
それだけに方向性には本質的な正しさが求められます。

全ては主権者である松戸市民のためにあれば、
その道程は違っても、やがて方向性は帰結していくはず。

それぞれが、それぞれの立場で、お互いに良い仕事をしましょう!


 市議会唯一の…

執行機関である松戸市役所は、約2,800名を超える地域の巨大な組織です。
そして、行政サービスは多岐に亘る幅広い分野に及びます。
わずか4年の任期中、一人の議員にできることはおのずと限られます。
当選当初の高い志も、いつしか現実を前にして霞んでしまう例もあとを絶ちません。


以前は無会派で「議会の旧態依然とした慣習」を辛らつに批判していた改革派を標榜する議員が二期目から転向、
秘密会による調整という『会派中心の議会運営』を主導する側にいる。
「今や、大橋ひろしが松戸市議会唯一の“ガチンコ議員”だ」。

ある職員がそう言っていた!?と、
先日の雑談中、大笑いしながら話す支援者の方から伺いました。

私は自分のできる限り、地方議員本来の仕事を普通にやろうとしているだけなのですが、
その手の評論は「全て良い方に解釈する」ことにしていますので、
ありがたく“お褒めの言葉”として受け取っておきます。


実は(議員になって初めて分かったことですが)、
松戸市議会にも、そういう方が一人だけいらっしゃいます。

長い議会傍聴経験から議員となり、その後も熱心に勉強されている様子から、
課題への視点、訴求するポイント、引き際など、
たとえ限界はあろうとも「無会派でも闘う方法がある」こと、改めて教えられます。

当初、誤解していた私は、せっかくその方からアドバイスを頂いたにも関わらず、
「新人だからといってナメられてなるものか」とばかり、
大変失礼な対応をしてしまったことがありました。

その後、主義主張やスタンスこそ異なるものの、
議会での一貫した姿勢を拝見して、とても反省することに。

かつての態度を深く恥じた私は、ある日、意を決してお詫びしたのです。

すると...

「あら、いいのよ〜」

お許し頂けたと思っているわけではありません。
しかし、拍子抜けするような一言(ひとこと)に少し救われる気がしました。

そんな表現は、きっとご本人が嫌がることでしょうけれど、
先の「市議会唯一の…という『称号』」は、ひとまず彼女へお譲りし、
いつの日か私も「本当の意味」で評価されるように精進します。