≪議して決せず、決して行なわず≫

【市立病院建設検討特別委員会開催のお知らせ】
日時:1月24日(火)10:00〜
会場:議会棟特別委員会室


阪神淡路大震災を機に、建築物の耐震性が問題視され、
特に公共施設の耐震問題が全国の自治体に拡がりました。

中でも、本来「人の命を守るためにある」病院の耐震性は喫緊の課題として、
公立病院を経営する自治体にその責任が重く圧し掛かりました。

松戸市でも市立病院の今後のあり方や建て替え等について、
議会として論議や検討をするため、
平成13年12月に『市立病院建設検討特別委員会』が設置されました。

以来10年を越える年月が経過しても、
松戸市立病院の建て替えは実現しておりません。

<議して決せず、決して行なわず>

賛否を問う住民投票署名運動、
市長選での前職と現職による「市立病院建て替え問題」の最大争点化。

当時、市政に関心を持つ市民の皆さま同様、
私も賛成派・反対派を問わず、病院問題について多くの関係者より見解を伺いました。

その際、「なぜ、このような事態へ至ってしまったのですか?」という素朴な質問に、
事情をよく知るベテラン議員から、
「我々は検討特別委員会で散々議論してきた。それをちゃんと読んでから言って欲しい」
と、反論された方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

私はそれを聞き、中小零細ではございますが経営者としての視点から、
長年に亘り議論を重ねてきたとしても、
「何も実現していなければ、何もしていないのと同じではないだろうか」
そのように疑問を感じたものです。


やがて議員当選後、外からの批判や評論に留まらず、
自ら渦中の『市立病院建設検討特別委員会』へ委員として飛び込みました。

ご存知の通り、病院問題の解決が期待された本郷谷市長体制発足以降、
ますます混迷の度は増すばかりであります。

なぜ、このような事態が続いているのでしょう?


混乱を招き、いつまでも建設計画が推進しない要因のひとつに、
先の12月議会が、あたかも「移転確定」のような本郷谷市長による広報まつどへの
千駄堀移転建て替え構想案の掲載で紛糾したように、
関係者それぞれが自身に都合のよい解釈を発信し、市民の皆さまを惑わせていることがあります。

そして、もうひとつ…。


「事実を」一人でも多くの市民の皆さまに、
「実際に」ご覧頂きますことを心より願います。

1月24日火曜日午前10時より、松戸市役所議会棟・特別委員会室にて
市立病院建設検討特別委員会が開催されます。

ぜひ、傍聴にいらしてください。