≪市立病院長議会棟事件経過報告.1≫

※事件詳細については、1月28日アップの当ブログ
『12月定例会一般質問報告シリーズ④』をご参照ください。


〜その後、
病院長は病院事業管理者と共に八柱の市政相談室を訪れて事件を釈明されました。
また、2月14日開催市立病院建設検討特別委員会では、
病院事業管理者より公式に謝罪文が提出されました。

ところがその文面は、病院長が
「一部委員(私?)へ不快な思いをさせたこと」
に対する監督責任を病院事業管理者が委員長へお詫びする内容。

特別委員会における私の抗議に対して委員会へ弁明するという意味では
委員長が納得された以上、それでよろしいのかもしれませんが、
そもそも私は謝罪を要求していません。

問題の処理ではなく解決を求めたのです。

問題とは…
言論弾圧
松戸市立病院1号館耐震問題
③議会棟の安全管理

問題の概要…
①は、市議会の特別委員会で正式な経緯から述べられた委員の意見に対し、
言論弾圧とも受け取れる圧力(恫喝)が加えられたこと。

②は、もし病院長が謝罪文にあります通り
「1号館の安全性確保を思うあまり、感情が高まり…」怒鳴ったとするならば、
人の命を守る医療従事者のトップにある優秀な医師の言葉として
重く受け止めないわけには参りません。
「患者を殺す気か」と迫るほど事態がひっ迫しているのであれば、
首都直下地震が“今、そこにある危機”である以上、
即刻「1号館からの総員退去」をしなければ、
患者さんや職員の皆さんの命が危険ではないでしょうか!
なぜ、放置しているのでしょう?

③議会棟の安全。ある議員から
「20年議員務めているけど、こんなこと初めてだ」
と迷惑そうに言われましたが、あたりまえです。
正当な意見が直接行動で封殺されるならば言論の府は終わりです。
今後、議会棟の警備、安全面をどのように改善するのか?
具体的な取り組みが必要。危険ですから。

問題の解決について…
①議会制民主主義体制下の議会人であるはずの皆さんが、
何ら痛痒に感じていらっしゃらないことは毎度のことながら誠に遺憾です。
一方で、当事者の病院長がことの重大性を認識され、猛省されております。
これは半分解決。
尚、これを機に熱意ある病院長と市立病院問題について意見交換をしていくこととなり、
一日も早く市民が誇りを持てる病院が新たに生まれますよう、対話を続けて参ります。
②については、この3月議会の会派代表質問へ、
③については、議会運営委員会へ、
それぞれ問題解決の場が移ります。

以上、今後も経過を報告します。


いずれにしても
「大橋は千駄堀移転を阻止するためゴネている」説には
苦笑を禁じ得ません。

なぜならば、私はこれまで紙敷移転を支持したことありません。
特別委員会でも再三「早く方向性を確定しましょう」と促しています。

・病院事業の目的
・移転建築の目標
・一日も早い実現

に準拠するベストはなくとも、よりベターな移転案なら、
それが紙敷であろうと「一切の利権排除」を条件に賛成します。

大切なことは、既得権に流されず、
公営企業として価値の最大化行動に基づいた
持続可能な病院事業の経営改善です。

それが明確にされず、不可解な過程が続く限り、
住民の代表者であり、奉仕者として、
個人的な考えや主張を越えて「議員としての職責」を果たすのみです。